2026年9月22日、日本男子プロバスケットボールは「B.LEAGUE PREMIER」を中心とする新しい時代へ入りました。2016年のB.LEAGUE開幕から10年、リーグは「B.革新」と呼ぶ大規模な構造変更を実施。B.PREMIERは26クラブを東西2地区に分け、各クラブ60試合を戦います。さらにサラリーキャップ、ドラフトなど競技・経営両面の制度も変わるため、「B1が名前だけ変わったの?」では理解しきれません。
B.LEAGUE PREMIERはいつ始まった?

2026-27シーズンのB.PREMIERは9月22日、アルバルク東京対琉球ゴールデンキングスで開幕しました。これは2016年9月22日のB.LEAGUE初代開幕カードと同じ組み合わせです。10周年の節目に同じ2クラブを選び、新制度のスタートを象徴する試合となりました。
開幕戦はA東京が84-73で琉球に勝利しました。その後、9月27日までの開幕WEEKを通じて各クラブが新シーズンへ入りました。
従来のB1と何が違う?
最大の変化は、リーグ全体をB.LEAGUE PREMIER、B.LEAGUE ONE、B.LEAGUE NEXTという新しいカテゴリーへ再構成したことです。単純なB1・B2・B3の名称変更ではなく、クラブの事業規模、アリーナ、経営基盤などを重視した新ライセンス制度と結びついています。
競技成績だけで毎年自動的に上下する従来型の昇降格とは考え方が異なるため、クラブが上位カテゴリーへ入る条件は新制度のライセンス基準を確認する必要があります。
B.PREMIERは26クラブ
2026-27のB.PREMIERには26クラブが参加し、東西2地区に分かれます。各地区で順位を争い、リーグ戦の成績からポストシーズンへ進みます。
26クラブという数は従来のB1の地区構成と異なるため、以前の順位表を見慣れたファンは応援クラブがどちらの地区に入ったか確認しておくとよいでしょう。
レギュラーシーズンは60試合
公式フォーマットでは、自地区3回戦総当たり、他地区1回戦総当たりに加え、任意に選ばれる他地区11クラブとさらに1回戦を行い、合計60試合です。全クラブと完全に同じ回数対戦するわけではありません。
このため、同じ地区のライバルとの対戦比重が高くなります。最終順位は成立した試合に対する勝率で決定し、同率時は公式のタイブレーク規定が適用されます。
サラリーキャップ制度とは?

B.PREMIERでは全選手を対象にしたサラリーキャップ制度が導入され、公式では上限8億円、下限5億円と設定されています。クラブ間の競争環境と健全経営を両立するため、選手報酬総額に一定の枠を設ける仕組みです。
さらに「スター選手条項」があり、一定条件を満たすクラブ内最高額選手1名は、キャップ計算上1.5億円として扱うルールがあります。単純に「年俸8億円までしか払えない」という意味ではなく、制度上の計算方法があります。
ドラフトも導入
B.革新では若手選手の獲得方法としてドラフト制度も導入されます。従来の自由交渉だけとは異なる仕組みを取り入れることで、戦力均衡や若手選手のキャリア形成を目指します。
ドラフト対象者、指名順、契約条件は年度ごとの規定を確認する必要があります。NBAのドラフトと完全に同じ仕組みだと考えず、B.LEAGUE独自ルールを確認してください。
昇格・降格はどうなる?
新制度では、毎季の勝敗だけで自動昇降格する従来の仕組みから大きく考え方が変わっています。上位カテゴリー参加には競技だけでなく、アリーナ、売上、経営などクラブライセンスの条件が重要です。
「最下位なら必ず翌年B.ONEへ降格」「B.ONE優勝なら自動でB.PREMIER昇格」と単純化するのは正確ではありません。年度ごとの入会審査・ライセンスの公式説明を確認しましょう。
試合を見る方法は?
B.PREMIER、B.ONE、B.NEXTの全試合を見られるサービスとして、公式はバスケットLIVEを案内しています。開幕戦のように地上波全国放送される注目カードもありますが、シーズン全60試合を追う場合は配信が中心になります。
料金プランや視聴可能端末はサービス側で変更される可能性があるため、加入時点の条件を確認してください。
今季は何を見れば新制度が分かる?

- 東西地区の順位争い
- 60試合という長期戦の選手起用
- 新加入選手とサラリーキャップの影響
- 平日開催を含む新日程
- B.ONE・B.NEXTとのリーグ構造
- 新アリーナでの観戦体験
「B.PREMIERだけがBリーグ」ではなく、55クラブが複数カテゴリーで参加する新しい全体構造として見ることが重要です。
B.PREMIERでよくある疑問
B1がそのままB.PREMIERになっただけ?
名称変更だけではありません。クラブライセンスの考え方、リーグ階層、サラリーキャップ、ドラフトなどを含む「B.革新」が同時に始まっています。従来のB1順位表だけを新名称へ置き換えたものではなく、クラブ経営や競争環境まで含めた再設計です。
26クラブなら全クラブと同じ回数戦う?
同じ回数ではありません。自地区3回戦総当たり、他地区1回戦総当たりに加え、他地区11クラブとの追加1回戦を組み合わせて60試合を構成します。このため地区内対戦の比重が高く、同じ勝率でも対戦相手の構成が完全に同一ではありません。
最下位は必ずB.ONEへ降格?
新制度では競技成績だけでなく、新しいクラブライセンスや入会条件が重要です。従来の自動昇降格と同じ感覚で「最下位=即降格」「B.ONE優勝=自動昇格」と決めつけるのは正確ではありません。年度ごとの公式入会審査を確認する必要があります。
サラリーキャップ上限8億円ならスター選手を取れない?
制度にはスター選手条項があり、一定条件を満たすクラブ内最高額選手1名をキャップ計算上1.5億円として扱う仕組みがあります。上限8億円という数字だけでは実際の契約構造を説明できません。リーグが戦力均衡とスター獲得を両立させるための例外ルールも含めて見る必要があります。
新制度1年目だからこそ確認したいこと
2026-27は「B.革新」初年度のため、過去シーズンの記事にはB1・B2時代の昇降格や地区制度がそのまま残っています。検索結果を読む際は、記事が2026-27のB.PREMIERを前提にしているか確認してください。特に昇格・降格、クラブライセンス、ポストシーズン進出条件は旧制度と混同しやすい部分です。
また、60試合の長期シーズンでは一時的な連勝・連敗だけで最終順位は決まりません。地区内対戦の比重が高く、けが人や代表活動、外国籍選手の登録状況などでも戦力は動きます。序盤の順位だけでシーズン全体を判断せず、新制度がどのように機能するか長期で見ると楽しみやすくなります。
まとめ
B.LEAGUE PREMIERは2026年9月22日に開幕しました。26クラブを東西2地区に分け、各クラブ60試合を実施。B.PREMIER、B.ONE、B.NEXTへリーグ構造が再編され、サラリーキャップやドラフトなど「B.革新」の新制度も始まっています。従来のB1が名前だけ変わったものではなく、クラブ経営と競技制度を同時に見直す大きな改革です。2026-27シーズンを見る際は、新しい順位表だけでなく制度そのものを理解すると試合の意味が分かりやすくなります。




