Mrs. GREEN APPLEの6thアルバム『POPS』は、2026年9月29日0時のデジタル先行配信直後から各配信サービスの上位を占めました。CDJournalによると、LINE MUSICでは配信後24時間以内に収録16曲すべてが「ソング Top 100」リアルタイムランキングの13位以内に入り、iTunes Storeでは16曲すべてがソングチャート46位以内、Apple Musicでは「トップソング」50位以内に入っています。
CDでは、オリコン週間アルバムランキング(2026年10月12日付)で初週売上64.6万枚の1位を獲得しています。ただし、16曲すべてが同時に上位に入ったことで、「どの1曲が一番人気か」はサービスや指標によって答えが変わります。発売直後の数字が何を示しているのかを、指標ごとに分けて整理します。
3つの配信サービスの順位比較
| サービス | 配信初日の全16曲 |
|---|---|
| LINE MUSIC | 13位以内 |
| iTunes | 46位以内 |
| Apple Music | 50位以内 |

| 指標 | 結果 |
|---|---|
| LINE MUSIC「ソング Top 100」(リアルタイム) | 配信後24時間以内に16曲すべてが13位以内 |
| iTunes Store ソングチャート | 16曲すべてが46位以内 |
| Apple Music「トップソング」 | 16曲すべてが50位以内 |
| AWA「リアルタイム急上昇チャート」 | リリース記念ラウンジ終了後、TOP16を収録16曲が独占 |
| オリコン週間アルバム(10月12日付) | 1位、初週売上64.6万枚 |
| オリコン週間ストリーミング急上昇ランキング | 収録曲のうち5曲がTOP10入り |
| X(旧Twitter) | 配信直後に「#ミセスPOPS」がトレンド1位 |
どれも「アルバム全体が一斉に聴かれた」ことを示す数字です。特定の1曲だけが突出したというより、16曲がまとめて上位に並んだのが発売直後の特徴でした。
新曲9曲と既発曲7曲は条件が違う
『POPS』の16曲は、既発表曲7曲と書き下ろし新曲9曲で構成されています。たとえば1曲目の「Brand New」(映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』日本版主題歌)は、7月にデジタルシングルとして先に配信されていました。
既発表曲は配信開始前から再生やプレイリスト登録を積み重ねています。新曲は9月29日に一斉に解禁されたばかりなので、累計再生数で比べると既発表曲が有利です。「今どの新曲に勢いがあるか」を見たい場合は、累計ではなくデイリーやリアルタイムの順位を、新曲どうしで比べる必要があります。
LINE MUSIC・iTunes・Apple Musicの順位の読み方
LINE MUSICは「13位以内」、iTunesは「46位以内」、Apple Musicは「50位以内」と、16曲が収まった範囲はサービスによって違います。これは人気の差というより、各サービスの利用者層やランキングの仕組みの違いによるものです。
また、LINE MUSICは配信後24時間以内のリアルタイムランキングでの記録です。リアルタイムの順位は時間帯で大きく動くため、「ある時点で何位だったか」と「1日を通した順位」は別物として扱う必要があります。
AWAではリスニング企画のあとに16曲が独占

AWAでは9月29日20時30分から、リリース記念の「AWAラウンジ」が開かれました。ラウンジ終了後、「リアルタイム急上昇チャート」のTOP16を『POPS』の収録16曲が独占し、ラウンジで流れたプレイリストも17位に入っています。
同じ時間に多くの人が同じ曲を聴くリスニング企画は、「急上昇」系のチャートに直接表れやすい性質があります。AWAの結果は、企画とチャートが連動した例として見ると分かりやすくなります。
オリコンの数字はアルバム単位の売上
オリコン週間アルバムランキング(2026年10月12日付)で、『POPS』は初週売上64.6万枚を記録して1位になりました。これはアルバムの売上枚数で、曲ごとの配信の人気とは別の指標です。同じ週のオリコン週間ストリーミング急上昇ランキングでは、収録曲のうち5曲がTOP10に入っています。
「64.6万枚」と「16曲が上位」はどちらも『POPS』の初動の大きさを示しますが、前者はアルバムを買った人の数、後者は曲を聴いた量に関する数字です。2つを混ぜて「1位」とだけ書かれた情報を見たときは、何のランキングかを確認してください。
Xトレンド1位は「話題の量」の指標
配信直後に「#ミセスPOPS」がXのトレンド1位になったことも報じられています。これはSNS上の投稿や話題の集まり方を示すもので、再生数や売上ではありません。
同じ9月29日には、アルバムのトレーラー「HOPE」と「VOID」の2本も公開されました。初めて全曲を聴いた感想と、トレーラーへの反応が同じハッシュタグに集まった形です。「トレンド1位=特定の曲が配信1位」と読み替えないことが大切です。
今後の人気曲は同じ条件で追う

発売直後は全曲がそろって上位に入ったため、曲ごとの差はまだ見えにくい段階です。今後どの曲が長く聴かれるかを追うなら、同じサービス・同じ種類のチャートで、週ごとの推移を見るのが確実です。
MVの公開、テレビでの歌唱、ツアー「SHADOWS」での披露など、曲に触れる機会が増えた日と順位の変化を一緒に記録すると、なぜその曲が伸びたのかを推測ではなく事実で追えます。





