『ゴジラ-0.0』のVFXは白組が担当します。東宝提供の発表では、製作は東宝、制作プロダクションはTOHOスタジオとROBOT、VFXは白組で、山崎貴監督が監督・脚本・VFXを務めると案内されています。
「VFXは白組なのか、山崎監督なのか」はどちらか一方の話ではなく、山崎監督が映像表現の方向性を率い、白組のチームが実際のVFX制作を担う体制です。映画公式サイトのスタッフ画像には、植木孝行さん、大久保榮真さん、渋谷紀世子さんの3人がVFXスーパーバイザーとして掲載されています。前作『ゴジラ-1.0』で日本映画初のアカデミー賞視覚効果賞を受けた制作陣の流れを引き継ぎつつ、新作では撮影方式にも変化があります。
VFXは白組、山崎貴監督がVFXの責任者

公式発表をまとめると、本作の主な制作体制は次のとおりです。
- 監督・脚本・VFX:山崎貴
- 製作:東宝
- 制作プロダクション:TOHOスタジオ、ROBOT
- VFX:白組
- VFXスーパーバイザー:植木孝行、大久保榮真、渋谷紀世子(映画公式サイトのスタッフ表記)
映画のVFXは、1人の監督がすべてのカットを作るものではありません。本作でも、VFXの会社名として白組、監督・脚本・VFXとして山崎貴、さらにVFXスーパーバイザー3人が別々に記されています。会社の担当と個人の役職を分けて読むと、表記は矛盾していません。ただし、誰がどのカットを制作したかまで、このクレジットから決めることはできません。
前作のVFXチームはアカデミー賞を受賞

前作『ゴジラ-1.0』は第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞しました。日本映画としては初めての受賞です。2025年11月3日の「ゴジラ・フェス2025」で新作のタイトルが発表された際の東宝のリリースでも、この受賞とともに、山崎監督が監督・脚本・VFXを、白組がVFXを担うことが示されていました。
アカデミー公式が前作の受賞者として記載しているのは、山崎貴、渋谷紀世子、高橋正紀、野島達司の4人です。新作で発表されているVFXスーパーバイザーの名簿とは同一ではありません。監督やVFX会社が継続していることと、受賞メンバー全員が同じ役職で参加していることは分けて考える必要があります。
新作で変わった点:Filmed For IMAX

前作との大きな違いは、IMAXとの関わり方です。『ゴジラ-0.0』は、日本映画として初めて「Filmed For IMAX」の基準を満たして制作された作品です。Godzilla公式のメイキング紹介では、IMAX認証のデジタルカメラを使い、IMAX向けに映像と音響を最適化したと説明されています。「邦画初」はこの制作プログラムに関する表記です。すべての上映館で同じ縦横比になることや、全編が1.43:1になることを意味しません。
予告・上映後に確認されたVFX関連情報
ゴジラ以外の怪獣
ニューヨーク映画祭での世界初上映の後、キングギドラの登場が監督の口から正式に明かされました。これは映画.comが9月28日に報じた監督の発表です。登場が確認できることと、どの場面をどんな技術で作ったかが分かることは別です。新たな怪獣の形や動きの違いは、前作との比較で注目できる点です。
宙に持ち上がる家屋
9月に公開された予告では、宙に持ち上がる家屋や、ゴジラが背中から地面に落ちる場面が確認できます。
公式クレジットで公表されていない範囲
映画公式のスタッフ表記とメイキング告知には、全VFXショット数、制作ソフトの一覧、各スーパーバイザーの担当カットまでは記載されていません。
発表資料ごとに確認できる内容
- 東宝提供リリース(SciFi Japan掲載):製作・制作プロダクション・VFXの担当
- アカデミー公式:前作『ゴジラ-1.0』の視覚効果賞受賞者
- Godzilla公式:撮影・IMAX制作の説明
- 映画.com:ニューヨーク映画祭での監督発表
- アニメイトタイムズ:9月の予告映像紹介





